健康的に過すには多少の「強制性」が必要です。

生活リズムが正しければ、健康に良いことは言うまでもありませんが、なかなか実行が難しいです。

でもあるきっかけで、「結果的」に生活リズムが修正されて体調も良くなった私の経験を聞いて下さい。

私は体幹機能の障害をかかえており、ついに身の回りのことが自分で出来なくなりました。

そのため3年ほど前から訪問介護をお願いしていて、毎日朝8時に起床・身支度、午後8時に入浴介助、午後11時半に就寝介助の3つでお世話になっています。

これがきっかけで、決まった時間に介護士さんが来られるという良い意味での「強制性」により、結果として生活が規則正しくなったのです。

介助を受け初めて1ヵ月もすれば、新しい生活リズムにも慣れ、朝寝坊ぎみだったのが今では6時前でも目覚めるようになりました。

かといって、寝不足ではありません。

我が家の夕食は午後6時ごろですが、今までは晩酌とばかりにだらだらと飲酒しておりました。

しかし、入浴介助が始まるまでには切り上げなければなりませんので、酒量が減り、翌日の目覚めがとても良くなりました。

さらに寝る時間が決まったことで、夜ふかしがなくなり「その日」のうちに寝ることができています。

「定時の起床、就寝夕食時のお酒も控え気味」といった良い生活サイクルにより、障害以外は健康的な生活になりました。

障害自体は残念ながら回復が見込めないのですが、その代わりに規則正しい生活リズムを手に入れました。

それに、2年前からは在宅での仕事を始めましたが、生活リズムが整ったので今でも支障なく業務を行えています。

訪問介護を受け、生活リズムが改善したのはきっかけの1つに過ぎません。この発想で何かチャレンジしてはいかがでしょうか。

例えば朝はお隣さんとジョギングの約束をするのはどうでしょう。

こうなると、約束した手前、必ず早起きしなければいけません。

このように、嫌でも対応しなければならない状況を作り出すのです。

これは生活リズムを整える以外にも使える方法だと思います。

規則正しい生活で有名なのは18世紀ドイツの哲学者カントです。

逸話として、近所の人たちは彼の散歩する時間で家の時計を調整したそうです。そのせいなのか、200年以上前の時代に80才まで長生きしました。

生活リズムを正しくすると健康に良く長生きになりえることを、彼の生き方は証明しています。

日ごろの生活に何らかの強制性を持たせて、生活リズムを整えてはいかがでしょうか。私の経験が皆さんの参考になれば幸いです。