さよなら・・・強靭肌

「20代半ばからね、肌ってどんどん変化していくから」

まるで呪いのように刷り込まれたテレビ・雑誌・人からの忠告・・。だけど正直ピンとこなかった。

お風呂上がりにスキンケアをしようと毎晩鏡の中の自分の顔を覗き込むけれど特に変わっていく様子もなし。

そりゃぁ、10代、20代初期の様にはいかないけれど、メディアがこぞって脅してくるような現象は訪れてこなかった。生理前になれば肌が荒れ、ニキビがぶつぶつっと至るところに散り始める。

けれどそれも短い期間だけ。生理が明ければ肌は徐々に艶めき出し、うるうるぷるぷる内側から輝きだす。そうしてまた生理前になると荒れに荒れ・・(おまけに口内炎だらけ!)その繰返し。だから加齢と供にそこまで著しく肌が衰えるなんて思っていなかった。

そう・・思っていなかった!!

あれ?と違和感を覚え始めたのは27、8歳あたりのこと。

「1カ月前にカミソリで切れちゃった部分・・治っていない?」

ムダ毛の処理をと意気込み(!)勢い余って傷付けてしまった脛のあたり・・治っていないばかりかポッチリと1㎝ばかりの黒ずみの様にになっているではないか。

はてや1年前にこんが~り日焼けしてしまった恐るべき箇所。デートに勇んで着て行った、ノースリーブの剥き出しの肩の部分。

すぐに白く戻る自分の体質にあぐらをかいて、紫外線対策を怠った当時・・。

ここも、である。

戻っていないのだ。何度見返しても何度撫でさすっても(?)肩にはバッチリ、あの時の白黒オセロみたいなコントラストが残っている。おまけに嫌な予感・・。あった覚えのない黒子がポツポツと点在しているではないか。
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ひえ~~。

そうして1番の鬼門である顔面という顔面にもちょっと太めの菜箸でつついたような黒子がチョコチョコチョコッと広がっている。

こういうことか。肌の衰えって何も潤い不足とか皺が目立ってきたとかそういう事だけじゃない。

若い時には気にも留めなかった「治癒力」。

そういうものが著しく衰えてきているんだ・・。

これは何気にショックだった。

何だか生物としての然るべき神秘的なパワー(???)が失われてしまったような、そんな虚無感を味わってしまったのだ。

恐るべき20代半ばの壁。

今になってあの時散々耳にしていた言葉を身をもって痛感できる。

とりあえず、これ以上愛しのお肌ちゃん達を痛め付けない様、紫外線対策だけはバッチリしよう・・。

手遅れでないことを祈るばかりである。